本日購入した本「健康寿命をのばす!1分舌そうじ」に驚きの事実が書かれておりましたのでご紹介したいと思います!!
まず、歯間ブラシや歯磨きでは、虫歯菌は除去できても、歯周病菌を除去することはできないこと。
それに、歯周病菌はふだんは胃の中に棲んでいるが、舌に棲みついているカンジタ菌というカビの一種を食べるために、睡眠中に這い上がってくる・・・・朝に舌をきれいに掃除すれば歯周病菌は除菌され、歯周病は治るという衝撃的な内容です。
この本に出会うまで、歯周病菌などが繁殖しているのは歯ではなく、空気にふれない舌のヒダの中に多く生息しているという事実を知らなかったので、フロスや歯間ブラシでしっかりケアしていたら歯周病にはならないだろうと思っていたのですが、間違っていたことに初めて気付き愕然としました!!

健康寿命をのばす!1分舌そうじ[本/雑誌] / 精田紀代美/著 価格:1430円(税込、送料別) (2020/6/9時点) |
「歯周病菌」が血管内に侵入すると、血液の流れにのって全身を駆け巡り、脳に行けば脳梗塞、関節に行けば関節炎といったふうに多くの病気を引き起こす引き起こす原因とは今までも聞いたことはありますが、まさか舌のヒダの中に多く生息していたなんて・・・しかも数百種類とは、かなりショッキングな事実でした!!

著書の精田セイダ紀代美さんのセイダ式口腔ケアが生まれた原点は、誤嚥性肺炎ごえんせいはいえん対策だったそうです。厚労省の2017年の調査では、誤嚥性肺炎は死因の第7位にランクされていて、同年では35,740人がお亡くなりになっているとの事です。
むせた時に口の中に細菌が繁殖していると、高齢者はとくにむせた瞬間に、唾液に混じった細菌が気管の中に侵入してしまうことがあり、侵入した細菌の中にはカラダに悪い影響を与えるばい菌が多くいてそれが気管でも繁殖してしまい、その結果、肺が炎症を起こし、「誤嚥性肺炎」という病気になって多くのお年寄りの命を奪ってしまうとのことでした。
そこで、誤嚥性肺炎を予防するためには、舌をきれいにするだけではなく、動く舌をつくれるように鍛えればいいと精田さんは仰っています!

昔は舌そうじを朝一番、朝食前におこなう習慣が守られていたため、その結果として口腔に繁殖した細菌を飲みこまずに排除できたのです。
それが、第二次世界大戦の敗戦国となった日本にはアメリカからGHQが乗り込んできて(最高司令官ダグラスマッカーサーが連れてきたアメリカ人の歯科医師)「食前の舌そうじ」の習慣をアメリカ人同様「食後の歯磨き」へと変更されてしまった経緯があるようです。
病原菌と一緒にご飯を食べて、食後にエチケットとしての意味しかない歯だけをみがくなんて、健康第一の視点で考えれば本末転倒で、こうして日本人の理にかなった口腔ケア習慣は失われてしまいました。
とても残念な歴史ですね!!
確か10年以上前に「舌みがき」がブーム?!になり、何度か購入して使用したことはありましたが、歯周病菌のことは全く知りませんでした、、
それに長くは続かず、歯ブラシで時々軽くこすっていましたが舌を傷つけるから良くないと言われて、最近では全く舌のそうじはやっていませんでした、、
この本の中でも、歯ブラシでの舌そうじは舌の粘膜上皮が剥がれ落ちてしまい痛みを覚える人も少なくないので、絶対ダメとのことです。
やはり、舌専用の「タンクリーナー」がベストだそうです。

かの有名なきんさんぎんさんのお話も載っています。
噛むと言う作業は、きちんと口腔ケアをしている人であれば、歯がなくなってもできるようになります。もちろん、入れ歯がなくても噛めるという意味です!
この事実にも驚き、とにかく家族全員に共有しなきゃと思いました!!
きんさんぎんさんは毎日、朝起きるとコップ1杯の水でうがいをしてから、歯磨きではなく舌掃除をしていたそうです。タンクリーナーではなく、太い銅線を曲げた物を使っていたそうです。
きんさんは歯が1本もなく、ぎんさんは前歯の5本が残っているだけでしたが、歯茎はピカピカで歯の代役を果たせるほどとても丈夫で、舌の色は赤ちゃんの舌のいろと同じきれいな肌色をしていたそうです。
舌も加齢やストレスなどの体調で、色や形が違ってくるので100才過ぎてもきれいな肌色をしていたのは素晴らしいですね!
「舌みがき」は、やはり健康寿命を永くする秘訣かもしれませんね!!
タンクリーナーは、あちこちで販売されておりますが、舌をこする部分がシリコン製のものは少ないようです。

1日も早く、ソッコーで始めたいですね!!この内容を読んだら、必ず舌そうじをしたくなりますね!!しかも簡単なので、週2回でとどめるのが難しくなりそうなくらいです、、

- 舌のセンターを掃除する(3回)
- 舌の左サイドを掃除する(2回)
- 舌の右サイドを掃除する(2回)
1回ごとに水ですすぐ。
この舌そうじは、カンジタ菌や歯周病菌の除菌だけではなく、舌の筋肉を鍛える筋トレとしても非常に効果的だそうです!

- 舌そうじをすると味覚が鋭くなる。
- 味覚が鋭くなると、健康効果として塩分や糖質の取り過ぎを予防できるので健康になり、健康寿命がのびる。
- 舌そうじをすると唾液がさらさらになって免疫力がアップする。
- 歯周病菌を除菌できる。
改めて、大変勉強になりました。
この本の後半には、「間違いだらけの入れ歯ケア」や「セイダ式歯磨きでバイオフィルムを除去しよう」など他にも参考になる内容になっており、私は★★★★★でした!!
明日から、朝の習慣が一つ増えました!
本日もありがとうございました。