経済ジャーナリスト荻原博子著「払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣」知らないままだと大損!「どうすれば損をしないか」家族で読みたいお金の新常識!
今年に入り、コロナの影響で漠然とした将来への不安が大きくなっている人も多いと思います。
普段の生活で「どうすれば損をしないか」節約術をテレビでお馴染みの経済ジャーナリストの荻原さんに学び、日々の生活に活かしていきましょう!
・お金やこころにゆとりを持つために生活を見直したい人
・日々の生活で節約したい人
・どうすれば損をしないかを知りたい人
こちらの本では、6つのパートに分かれており、50項目の「払ってはいけないもの」「やってはいけないこと」とその理由が書かれています!
そこでこの本の要約を知ることにより
・現状の生活を見直すことにより、改善する手助けになる
・生活の判断基準が明確になる
・節約をしながら将来にそなえることができる
わたしの場合、自分がいかに損をしてきたか、すべて浮き彫りになった感じです。その結果、やはりお金に苦労してしまい、見直すきっかけになりました。
払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣 (新潮新書) [ 荻原 博子 ] 価格:836円(税込、送料無料) (2020/7/19時点) |

第1章は12項目あり、6項目をピックアップしました。
今更ですが、見直しが必要だと痛感した項目が多かったです。
- 処方箋の薬は、高いところで買ってはいけない・・同じ処方箋でも調剤薬局によって差がある。
- 大病院にはいきなり行ってはいけない・・病気は大病院で診てもらう方が安心と思いがちですが、信頼できる「かかりつけ医」をみつけたほうが精神的にも金銭的にも安心。紹介状がないと初診料が5000円以上上乗せになる。
- スーパーは野菜コーナーから入ってはいけない・・献立がきまってない人は惣菜コーナーから入って献立を決めてから買い物をスタートした方が買いすぎが防げる。
- 「まとめ買い」をしてはいけない・・まとめ買いになれてしまうとたくさん買わないと物足りなくなってしまったり、在庫管理できないと、賞味期限の見落としがあり結局ゴミ化してしまう可能性がある。
- 昔の節約の常識を、そのまま使ってはいけない・・・エアコンをマメに切る時代は終わった。新しい家電の常識を取り入れる。
- カードの「リボ払い」は使ってはいけない!・・リボ払いには要注意!万年借金地獄に陥っていく可能性あり。

第2章は9項目中、3つをピックアップしました。
これからの生活で不安を少なくしていくためにも、厳しい現実を受止めて改善していく一歩になりそうです!
- マイホームを、資産と考えてはいけない・・結論は、企業が土地の売手にまわり、一人っ子が増えて空き家が急増。おまけにマンションの老朽化も進むので、マイホームは今後は資産になりません。
- 複数口座に、お金を分けてはいけない・・・マイナス金利政策のため、これからは銀行に口座をもっているだけでお金を取られるかも・・なるべくまとめて口座を減らしておくのが良さそうです。
- 「普通」に暮らせば、なんとかなると思ってはいけない・・何もしないでいると、現状維持どころか普通の暮らしでさえできなくなります。「資産の棚卸し、プラスとマイナスの資産がどれくらいあるか」で、家計の改善策を探りましょう。

第3章は7項目中、3つをピックアップしました。
わたしは16年前に離婚したことがきっかけで、持病があったので不安になり直ぐに「持病があっても入れる保険」に飛びついてしまった経験があります。これは条件がゆるい分、保険料が高めだったので数年で辞めて正解でした。
- 「持病があっても入れる保険」に飛びついてはいけない・・通常よりも割高で、保険金もすぐに満額は出にくい支払い削減期間がある。
- 国の「健康保険」を軽んじてはいけない・・・「高額療養費制度」を利用すると100万円の入院でも自己負担約9万円でOK。高齢になるほど低負担になる。給料から支払っている高い健康保険料、その仕組みをよく知っておけば、老後の医療費不安もそれほど感じなくてすむ。
- 保険で、貯金しようとしてはいけない・・・「保険で貯金」はソンになる。「保険で投資」はリスクが増えるのでなおさらナンセンス。

第4章は7項目中、2つをピックアップしました。
結論から言いますと、夫婦の仲が良いとお金の心配も少なくなるようです。
夫婦円満の秘訣ベスト3は「話をする・聴く」「信頼する」「ほどよい距離感」だそうです。お互いの気遣いや歩み寄りができていたら・・・
- 60歳過ぎて、離婚してはいけない・・・「年金を分割」すると多くの夫婦が共倒れになる危険も。財産分与できるのはあくまでも夫婦が結婚後に築いた財産のみ。自宅がオーバーローンでマイナスの借金しかないという場合は分与できない。
- 節約したいなら、夫の小遣いを減らしてはいけない・・・赤字の家計を立て直すには、夫の視点と妻の視点がともに必要。夫の小遣いの目減りを2人で防ぐことが、家計の豊かさに直結する。夫を節約する気にさせる一言とは・・・

第5章は10項目中、2つをピックアップしました。
わたしは、今までお金の勉強をしたことがなかったので、一度無料の金融セミナーに行こうかと思っていた矢先でした。
- お金のことを「プロ」に相談してはいけない・・・無料の金融セミナーでカモにならない。金融機関のファイナンシャルプランナーは、セールスマン。投資信託などではなく、自分で株を買ってみると自分の投資センスがわかる。
- 日本一売れている投資信託は、買ってはいけない・・・一番売れている「毎月分配型投資信託」はリスクが見えにくく、手数料が高い。「年金代わり」などとは考えない方がいい。

第6章は5項目中、2つピックアップしました。
企業年金の件は、知ってトクしました!!
- 老後資金の心配は、50歳までしてはいけない・・・50歳までにプラス・マイナス・ゼロを目指す。50歳までに住宅ローンが終わり、子供の教育費がかからなくなっていれば、その後その支払っていたお金を貯蓄に回せたら黄金の老後です。
- もらい損ねている年金を、見逃してはいけない・・・企業年金というのは、企業が独自に公的年金に上乗せしている年金で、10年間支払わなければもらえない公的年金と違って、働いている会社に企業年金があれば、たとえ1ヶ月の加入であっても、一生涯もらえる年金です。
早速、古い年金手帳を見返していたら、30年前に2カ所で3年半くらい企業年金に加入していたので、電話で企業年金コールセンターに問い合わせしたところ、1ヵ所の加入員証が紛失していたのですが、こちらは問題なく、あっさりと住所・氏名・変更届を送付してくださるとのことでした。
3年半の企業年金加入で65歳からの年金支給額は、概算ですが上乗せで年間5万円とのことでした。手続きをしなければ、もらい損ねていたであろう手続きが電話1本で終わりほっとしました。年間5万円でも長生きすれば金額は大きくなりますよね!
直ぐに変更届が届いたので、後は名前の変更前と変更後の氏名を確認できる戸籍抄本を同封して郵送すれば手続きは終了です。
年間130万人に企業年金のもらい忘れがあるそうです。
年金ネットに加入されている方は、自分の電子版の「被保険者記録照会回答表」を確認していただき、「厚生年金基金加入期間」と記入されていたら、加入員証がなくても問い合わせした方が良いと思います。加えて名前と住所が変更している人は必ず、変更届をだしておくべきですね!
もらい損ねたら本当に大損します!!

最後に、「農業を軽んじてはいけない」という項目もありました。
ゴルフクラブをクワに持ち替えるだけで、健康と長寿、そして家計の豊かさを得られるかもしれません。自分で作った作物の味は格別。
土いじりは健康で寝込む確率が低く、「ピンピンころり」という傾向が強いとのことです。
手軽に借りられる市民農園がたくさんあるので、わたしも近い将来野菜作りに挑戦したいと思っています。
50項目中、知っているのと知らないとでは、人生どれだけ損をして生きてきたのかと思ったらへこみましたが、できることから改善していこうと思いました。
あなたはいかがでしたでしょうか。
自分の生活をふり返り、今からでも生活に役立つことを取り入れて、
節約するための改善は直ぐにでもできますので、是非お役立てください。
本日もありがとうございました。